ベイエリアのカジノリゾートを舞台にした胡蝶月伝シリーズの3作目です。
ストーリーとジンラミーと言うカードゲームで進むのですが、新キャラのカゴメとリュウゴの他、
麻雀版の胡蝶月伝のキャラ達もゲームの対戦相手として出て来ます。
前作を知らなくてもプレイできます。

シェア版を購入しようと思っていたら販売終了してしまって、フリー版が公開されました。
フリー版はストーリーモードのボイスが無いのと(ゲームモードはボイスあり)おまけの後日談がありません。
やっぱりシェア版を購入したかった…。
このシリーズは麻雀版と月紡ノ章では設定やキャラの雰囲気や性格が違うみたいで、3作目は麻雀版のその後のようです。
ギャンブル物だけあって、キャラの押しやアクが強い感じの作風ですが…。
私は麻雀版は未プレイで、月紡ノ章は途中までの状態でフリー版をプレイしました。
多分前作を知っていればファンディスク+新作のようにすごくお得なのでは。
麻雀とか月紡ノ章のシュミレーションとか難易度が高いので、3作目が一番始めやすい気がします。
字ばっかりなので、イラスト多くしてみました(ハル難しくて描けなかった…)。
■ あらすじ ■ ---------------------------------------------------------------------------------
カゴメはフタツハネと言う特殊体質で、カジノリソート(KRグループ)に所属している。
リュウゴはKRグループのカジノの人員募集に応募したが、採用判定を計る腕輪の数値が低く、
管理科のハルからこれでは…と言われた所で、カゴメが遅れてやって来る。
カゴメとリュウゴは以前会った事があり、カゴメがリュウゴに近づいた途端、リュウゴの腕輪の数値が上がる。
そしてハルから最終試験を受けるように言われるが…。
■ 登場人物 ■ ---------------------------------------------------------------------------------
カゴメ…フタツハネとして強い力を持ち、KRグループに属する。リュウゴとは以前会った事がある。
リュウゴ…KRグループの管理科でカゴメと再会する。事故で片足が義足。
ハル…KRグループの管理科のマネージャー。フタツハネでもある。
シズク…IK機能研究所員。フタツハネに関する研究者。
コウ…KRグループの社長。
レツ…カジノプレイヤー。
トウマ…ある組織の代表。
ナツメ…雀荘のマスター。
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■ システム ■ 世界観 ■ キャラ ■ ボイス ■ カードゲーム
■ ストーリー ネタバレ無し/ネタバレ(別ページ)
こんなに手の込んだ同人ゲームは見た事ないです。
これがシェア当時同人価格で売られていた事が信じられない。フリーでプレイしちゃっていいのかな、と言う程です。
前作の月紡ノ章がシックだったので、背景など結構ファンキーな雰囲気になって、慣れるまで落ち着かないかも知れません。
グラフィックやカードゲームの画面がきれいです。
ストーリーにカードゲームの入るタイミングがよくて、全体のメリハリが効いて次々にプレイしたくなります。
カードゲームの画面がとてもスタイリッシュなのでプレイが楽しいです。

■ システム
ストーリーモードとカードゲームに分かれていて、ジンラミーと言うゲームに勝つとストーリーが進みます。
本編の他にカードゲームのみのチャレンジモードもあります。
カードゲームなんてした事ないしよくわからない…と思ったけど、2、3度説明を読んで実際プレイすればすぐわかりました。
入門編をプレイしなくても平気です(本編の説明はちょっとわかりづらいかも)。
本編のゲーム難易度は低目で、★か★★までです。オートモードもあるので自分でプレイしなくても(勝てれば)進みます。
ゲームには「インジェクション」と言う、勝ちやすくするコマンドがあります。
対局によって使える回数が違い、成功するか失敗するかはわかりません。
ステージによっては自動設定されて手動で動かせませんが、この辺もプレイして行けばわかります。
私がオートモード無しで全編勝てたんだから、殆どの人は勝てると思います。大丈夫です。
たまにボーナスで上がれる時もありました。
負けるとゲームオーバーですが、たどって来た章は自動セーブされているのでやり直せます。
1周目で2回負けましたが、コウとシズクはやりにくかったな…。
ストーリーモードではコマンド選択で進みますが、ちょっと手間がかかってややこしいかも。
操作方法がよくわからず、クリックでコマンド切り替えをするのに手間取りました。
進まない時は同じコマンドを何度か選択すると違うテキストやコマンドが出現します。
バッドエンドは無いので選択して行けば進められます。
既読状態で文字色が薄いのが、回想の時少し読みにくかったので、もう少し濃い色だとよかったです。
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■ 世界観
このシリーズってフタツハネとかインジェクションとか用語が沢山でシリーズによって設定が違ったり、
最初混乱します。
フタツハネとは自分を思ってもらうと賭け事の勝率が格段にアップすると言う特殊体質の事で
(前作の18禁版では他の設定もあり)、設定をネタバレ無しでプレイした方が面白いので詳しくは控えます。
何かよくわからなくても読んで行けばわかります。

■ キャラ
カゴメとリュウゴ以外脇役で性格がわかるようなエピソードが無いのでちょっと語りにくいです。
この作品のキャラって、ある意味みんな「プロ」の世界の凄味がある。
カゴメ
ポヤーンとしている割に実は腹黒くて計算高いんじゃないか…と思っていたらそんな事はなく(疑い過ぎ)
リュウゴ君大好きないい子です。一途にリュウゴを助けようとするのが健気でカワイイ。
割と頑固な所がありそうな気がします。
アーミーファッションにケモノ手袋のセンスはよくわからん。ヘンな手袋収集とかしてるし…。
リュウゴ
見た目が恐そうだけど普通にいい人です。
施設育ちらしく面倒見のいい所があり、料理もできるガタイのいい兄ちゃん。
過酷な状況にいても優しさを無くさなかった、精神的に強い人です。
恐そーな人ばっかりの中で普通の人って貴重です。しかし見た目が恐い(笑)。
温か味のある人ですが、他キャラに混じると結構地味と言うか(笑)、カゴメの方が派手っちい。
そこがリュウゴらしくていいんですが(笑)。
ハル
月紡ノ章より年齢が高いのか、大人びて色っぽくなって、黒くなった…気がする…。
ストライプのダークスーツがやけに似合う。細身の人がストライプ着ると余計線が細くなって妙に雰囲気出ますね。
男が好きそうな、有体に言えば抱きたい男のような…年上相手が似合うような…。
くっ、このフタツハネめ…(意味不明)。
感情を表さないので、ちょっとやそっとじゃこの人から本音を引き出せないだろうなあ…と言う感じです。
シズク
思っていたイメージと違って慣れるまで時間がかかった人。
月紡ノ章ではキャラ全体が繊細で情感のある感じで、シズクも線の細い印象でしたが、ここではインテリのドS…。
いや麻雀版ではそうだったのか…?
内面が神経質で繊細なのかなと思ったんですが…。はっきりピシッと物を言うけど、
よく見るとやっぱり繊細そうに見えるんだけどな…(どうも私には受キャラに思えるのだが…)。
コウ
一般企業の社長なのにかぎりなーくマフィアに近い感じなんですが気のせいでしょう。
ロン毛に黒シャツが一般人に見えない(笑)。どう見てもその筋の人な感じですけど似合います。
前作知らないと恐い人なのかと思ったら、意外に人を気にかけているようです(多分)。多分って…。
裏会にプレイヤー出してるのってコウなんだけど…。社長の一存では動かせない事があるのかな…。
声がいいので対局相手に惚けてる場合じゃないと思いつつ…。
レツ
この人は前作からあまり変わってない、年齢も上がった気がしないんですが(ひどいかも)、
感情をストレートに出すので反応が面白いです。
いつの間にカジノアイドルになってたり、ハルに一途だったり。
トウマ
まるでヤ○ザのようです…。只物じゃないオーラ出して似合い過ぎる。この作品恐い人ばっかりなんですけど。
ここでは本命はハルじゃないみたいだけど誰なんだろう。と思ったら、公式サイトのWiki見たら、
ハルは…みたいな事書いてあってなんだってーーー!!!
じゃあハルの事なのか……?(ネタバレしないよう他は見てないので…)
ナツメ
優しげに見えるけどそれだけじゃないんじゃ…と思わせる人。
精神があちら側にふよふよ漂っているのをかろうじてつなぎ止めているような、どうにかなってしまいそうな
不安定さがある感じで、穏やかに黒い人って恐いんだよう。
相反する物を同時に持っていそうな、物憂げなのか半分寝てるのかわからん表情で力を抑えてる感じだけど、
本気出したらすごく恐そう。シズクとか片手でひょいっと扱えそう……。
ヤ○ザの情夫にぴったりな感じ……(違うんじゃ…)。
憂いがちな無表情は、なんだか相手にどうにかしてくれと訴えているように見えるんですが…。
前作「Classic」の「あいつの精神は氷の橋の上に立っているんだ。凍ってる内は安全さ」
でも溶けたら…のような人に見えるんですが、違うのかな…。
(麻雀版知らないので、全然違う事を言っているかも知れません)

このタイの結び方が前作「Classic」を思い出して
何か好きです。
■ ボイス
ゲームモードにボイスがあると楽しいですね。フリー版はストーリーモードのボイスが無いですが、
体験版にボイスがあったので一部のキャラのセリフは聴けました。
演技がよくて、かなり雰囲気を出していて合っています。これならシェア版買えばよかった〜。
カゴメとリュウゴはイメージぴったりです。いかにもカゴメらしい。
リュウゴはすっきりした中にやわらかさを含んだ声でした。
ハルの声ってこんなに低いの!?と驚いた…。
月紡ノ章でイメージしていたので、もう少しかわいい感じだと思ってました。
大人びて抑えた色気のあるゾクッとするような声なんですが、慣れるまで時間がかかった…。
シズクももっと線の細い声だと思っていたので結構驚きました…。いかにもインテリなドS!って感じで…。
こ、こんな人だったのか…。
あと名前のアクセントがシ/ズクだと思っていたら「月のしずく」の方だった…。
結構シズクのイメージ変わったなあ…。
コウは大人の落ち着きと色気のある声でした。
トウマはもっと太い声かと思ったら、意外と通りのいいすっきりした感じでした。
レツはイメージそのままです。
ナツメが意外とかわいい感じの声でこれも驚きました…。
この声で「いい感じ♪」とか言われると余計恐い(この人に関して恐いしか言ってない気がする)。


こ―ゆー人を縛りあげて×××して×××して×××したい(笑)
思いっきりいぢめた後で甘くかわいがってあげたい(何言ってんだ)。
■ カードゲーム
本編の難易度は低目で、最初の方は練習モードのようなので、インジェクションを使えば勝てます。
後半インジェクションがオートに固定されますが特に問題なかったです。
対局中にセリフがあるのが楽しいです。自分の手番で手間取るとせかされるけど。
勝つとストーリーが進むのが面白く、オートにしないで全部プレイしてしまった。
ストーリーの章によってインジェクションが効かないので、何度かやらないと勝てないかも。
おまけのVSナツメは難易度が★★★★でノルマポイントが200になり、インジェクション無しです。
「ノックです」って丁寧に言われるとだから恐いんだってば(泣)。逆にいつノックされるか戦々恐々になる。
こっちが勝つと「負けちゃった」って、一体この人どうなってんのか、一貫性が無くつかめない…。
勝っても中々点が上がらず、差をつけても追いつかれ、僅差でジリジリ進むのでうわ〜…。
1回で勝てたのは奇跡かも…。

この二人合うかなーと思って。
親愛ででこごっつんのつもりがカプ絵みたいに
なってしまった…。

こんな風に聞こえるんですが…(笑)これだと受攻わかんないけど。
服見えてない所は適当です。

「月紡ノ章」のシズクは繊細で当たりがやわらかい方だったのに、
ドSーー!!ドSーー!!
ああクラクラする…。
胡蝶月伝−ムシケラナフタリ−(2) ネタバレ無し / ネタバレ
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制作 : Laplus Cube 種類 : フリーウエア PC版 : Win 7/10
ボイス : 一部あり システム : シーン回想 チャレンジモード